「とっとり方式認知症予防プログラム」フォローアップ【モデル地区】
県老連では、みなさんの健康長寿を応援するために、「とっとり方式認知症予防プログラム」の普及啓発に取り組んでいます。
また、令和5年度は、「とっとり方式認知症予防プログラム」をもっと身近に感じ取り組みやすくするため「モデル地区」を設置しています。
R4年度報告→
幸なごみ会のサロン活動[モデル地区]
【導入・第1回目】ひとつめの「モデル地区」として鳥取市幸町の「幸なごみ会」のみなさんにご協力いただき月に1回プログラムに取り組んでいただいています。
初めに、8月4日にモデル地区のスケジュールや取り組み内容などの説明や、事前評価としていくつかアンケートに答えていただきました。8月18日は、第1回目として「とっとり方式認知症予防プログラム」の運動と座学、知的活動を60分間で行いました。第2回目は9月に行います。みなさん一生懸命取組ながら楽しんで取り組んだ60分間でした。
2023年8月30日
【第2回目】
9月15日に第2回目を行いました。
講師さんから「認知症予防には、有酸素運動が良い」とお話があり、みなさん呼吸に気を付けて運動を行いました。
知的活動ではチラシを使い2,000円以内で買い物のシミュレーションをしました。みなさん実際の買い物のように必要な物や欲しい物を2,000円ギリギリになるように暗算して選んでいました。隣の方の計算を助けたりする場面もあり、和やかに取り組んでおられました。第3回目は10月行います。
2023年10月10日
【第3回目】
10月20日に第3回目を行いました。
認知症について学んだ後、脳に酸素をたくさん取り込めるようにゆっくり呼吸しながら運動を行いました。
今回の知的活動は、事前準備なしでできる「後出しじゃんけん」と「文字の並べ替え」という活動で、2人組で行った「後出しじゃんけん」では、出すタイミングが難しく思わず笑ってしまうような楽しいものでした。
【第4回目】
11月17日に最終回となる第4回目を行いました。
知的活動で行った「カタカナなしゲーム」と「聖徳太子ゲーム」は、特に難しい問題もあり、みなさん集中して取り組んでおられました。
講師さんから「プログラムを継続することで認知症予防になるので、是非続けてほしい。」とお話がありました。「モデル地区は今回で終わりましたが、とっとり方式認知症予防プログラムは、これからも取り入れていこうと思います。みなさん、楽しみながら続けて行きましょう。」とサロン代表の方がまとめられました。
幸なごみ会のみなさん、ご協力ありがとうございました。これからもサロンで「とっとり方式認知症予防プログラム」を続けていけるようお手伝いさせてください。
ゆりりんサロンのサロン活動[モデル地区]
【導入・第1回目】ふたつめの「モデル地区」として湯梨浜町の「ゆりりんサロン」のみなさんにご協力いただき、月に1回プログラムに取り組んでいただいています。
9月18日にモデル地区のスケジュールや取り組み内容等の説明や事前評価としていくつかアンケートに答えていただきました。
第1回目を10月2日に開催し、「座学」「運動」「知的活動」を60分間行いました。知的活動では新聞紙を使った活動や有名人の名前の書かれたカードを使って神経衰弱を行いました。みなさん楽しみながら一生懸命取り組んでおられました。
【第2回目】
11月6日に第2回目を行いました。
座学の時間は、5分程度です。今回は、「認知症と生活習慣病について」プリントを見ながらお話を聞きました。大切なことなので、繰り返し学びたいと感想がありました。
知的活動では、「チラシでお買い物」と「チラシでパズル」を行いました。初めての活動でしたが、みなさん楽しみながら協力して取り組まれました。家に帰ってからもやってみると意欲的な方もおられました。
【第3回目】
12月4日に第3回目を行いました。
数を数えながら足踏みをして、3の倍数、5の倍数、7の倍数で手をたたいたり両手をあげたりする運動は、3つのことを同時に行うので難しいですが、できるようになると楽しい運動の1つです。
知的活動の「後出しじゃんけん」では、講師さんの出すじゃんけんに「右手では勝って、左手では負ける」という高度な両手じゃんけんをして大変盛り上がりました。
【第4回目】
1月8日にモデル地区最終日の第4回目を行いました。
はじめの座学では「早めの相談・対応」について講師さんから説明を受けました。次は、認知症予防に良い有酸素運動を中心に運動プログラムを行いました。続いて、知的活動では、カタカナ言葉を使わないでお題を説明し当ててもらう「カタカナなしゲーム」や3人が同時に発した違う言葉を言い当てるという「聖徳太子ゲーム」を行いました。サロンのみなさんは、いつも通り協力し合い、楽しんで取り組んでおられました。最後に全員が、一言感想を発表してまとめとしました。
毎回楽しくて、サロンに来るのを楽しみにしていたという感想を多くいただきました。これからも「とっとり方式認知症予防プログラム」を楽しく続けていけるようお手伝いさせてください。ゆりりんサロンのみなさん、ご協力ありがとうございました。
中央老人クラブのクラブ活動【モデル地区】
【導入・第1回目】3つめの「モデル地区」として三朝町の「中央老人クラブ」のみなさんにご協力いただき、月に1回プログラムに取り組んでいただいています。
11月4日に第1回目を行いました。
初めての運動プログラムは、講師さんから気を付ける点について丁寧に説明を受けながら行いました。
知的活動は、足を使って新聞紙を折りたたんだり広げたりする活動だったのですが、足ですることに苦戦する方も多く、熱中して行っておられました。予想以上に体が温まったことに驚かれる方もありました。
【第2回目】
12月1日に第2回目を行いました。
運動は、座ったままの体勢でもできるので、無理なく行えました。
知的活動では、チラシを使った活動を2種類行いました。スーパーの両面印刷のチラシを使って行ったパズルは、本当に難しく時間がかかりましたが、みなさん諦めることなく完成させました。家でお孫さんと一緒にやってみると持って帰られる方が多くありました。家にあるもので行える活動は、家でも繰り返し行えるのが良いですね。
【第3回目】
1月12日に第3回目を行いました。
運動プログラムも次の動きが分かるのでスムーズに行えるようになってきました。講師さんから呼吸のアドバイスを受けしっかり酸素を体に取り入れながら運動できました。
知的活動では、講師さんの出す「じゃんけん」に後出しで勝ったり負けたりする「後出しじゃんけん」や他のグループが考えた3~8文字の言葉を1枚に1文字ずつ書いたカードを並べ替えて言葉を当てるゲームを行いました。パッとひらめき素早く正解するグループや苦戦の末ヒントを頼りに正解するグループなど、どのグループも力を合わせ楽しみながら取り組んでおられました。
【第4回目】
2月2日にモデル地区最終日の4回目を行いました。
今回の知的活動の1つ、カタカナ言葉を使わないでお題を説明して当ててもらう「カタカナなしゲーム」は、みんなの前に出て言葉の説明をする場面もあり、多少の緊張感の中、楽しんで行いました。今回初めて参加された大昭老人クラブの方々にも「とっとり方式認知症予防プログラム」の良さを実感していただけたようでした。
中央老人クラブのみなさん、ご協力ありがとうございました。これからも活動の中に「運動」や「知的活動」を取入れて「とっとり方式認知症予防プログラム」を続けていけるようお手伝いさせてください。